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英字紙ネーション、6月末に紙面発行停止へ

タイのメディア大手ネーション・マルチメディア・グループ(NMG)のソムチャイ最高経営責任者(CEO)は16日、英字紙「ネーション」の紙面の発行を6月28日付をもって停止し、7月1日からデジタル媒体に完全移行する計画を明らかにした。17日付クルンテープ・トゥラキットなどが報じた。

ソムチャイ氏は、同紙の読者の70%が外国人で、4月には同紙のオンライン媒体へのアクセス・登録者数が2,200万人となったことを明らかにし、「オンラインで需要が高まっている」と説明。紙面は病院やホテルなど法人契約が中心で過去5年間は毎年3,000万バーツ(約1億400万円)の赤字があったと述べた。人員整理はせず、社員をオンライン向けのコンテンツに集中させるという。中国人のタイ向け投資が増えているため、10月にも中国語のネーション電子版を発行する計画を示した。音声版も計画している。

NMGは近年、経営難から資産の切り売りを進めており、4月にはバンコク東郊サムットプラカン県の複数の社有地と建物の売却を発表。ネーションを印刷していた傘下の印刷会社、WPS(タイランド)は昨年末に地場のイースタン・プリンティングに買収された。

ネーションの前身は1971年7月1日に創刊された「ボイス・オブ・ネーション」。軍事クーデターに伴う「血の水曜日事件」が起きた76年10月6日に他紙とともに廃刊となったが、その後「ネーション・レビュー」として復刊。85年にネーションとなって現在に至っている。

英字紙「バンコクポスト」などを発行するバンコクポストは3月末にタイ字紙「ポストトゥデー」の紙面発行を停止した。


関連国・地域: タイ
関連業種: メディア・娯楽

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