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郭台銘氏が帰還会見、「米中対立はチャンス」

EMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手、鴻海精密工業の董事長で、2020年の総統戦に最大野党・中国国民党から出馬する意向を表明している郭台銘氏が6日、訪問先の米国から帰還して台北市内で記者会見を行った。会見では米トランプ大統領が米現地時間5日に中国製品に対する関税率引き上げの方針などを表明したことから、米中貿易摩擦や台湾を取り巻く国際関係について自身の意見を表明。「米中の対立は台湾にとってチャンス」との見解を示したほか、中台関係については「中華民国は中華人民共和国の一部ではない」など、踏み込んだ発言もみられた。