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テイクオフ:海外赴任で最も気がかり…

海外赴任で最も気がかりなのは住居だろう。不動産相場が年々上昇するマニラ首都圏マカティ市。部屋探しは難航するかと思いきや、職場まで徒歩5分、家具・家電付きの清潔な部屋が、2万5,000ペソ(約5万円)以下ですんなり見つかった。

ただ、商業施設を建設中の隣の騒音はひどい。「ドリル音で目が覚める」と、以前同じ物件に住んでいた同僚は入居に難色を示した。部屋から工事現場は1メール程の至近距離。最大で地下鉄の車内程度の騒音が聞こえる。それでも自分は気にならず、すやすや昼寝ができるほど。格安で極上の城を得た、はずだった。

作業員の存在が気になったのはつい先日。窓の外に、互いの表情が分かる距離で仕事に励む姿が見えた。今は見下ろす位置だが、2カ月後にはきっと彼らと目が合うはずだ。カーテンを閉め切った太陽光の入らないモグラ生活を、今から覚悟している。(西)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

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