• 印刷する

バナナ輸出協会、日本の検疫強化に懸念

バナナ生産者輸出業者協会(PBGEA)は、日本への出荷が滞ることに懸念を示した(インクワイラー提供)

バナナ生産者輸出業者協会(PBGEA)は、日本への出荷が滞ることに懸念を示した(インクワイラー提供)

フィリピンのバナナ生産者輸出業者協会(PBGEA)は、日本がフィリピン産バナナの輸入に対する検疫を厳格化したことで、フィリピンからの出荷が滞ることに懸念を表明した。同国産バナナから基準値を超える農薬が検出されたことは「農家による農薬使用量の監視の手違い」との認識を示した。検査の緩和に向け当局への働きかけを強めていく方針だという。

PBGEAのスティーブン・アンティグ会長はNNAに対し、「フィリピンのバナナの出荷先の第一位は中国だが、PBGEAの加盟企業に限れば日本が最も多い」と説明した。現在、日本向けの出荷にどのような影響が出ているか、調査を進めているという。

フィリピン産バナナへの検査基準が厳しくなったのは昨年11月以降。厚生労働省は同月、フィリピン産バナナから、殺虫剤の一種であるフィプロニルが多く検出されたと発表。輸入される全ロットへの残留農薬の検査を義務付ける命令を出した。

残留フィプロニルの量が基準を超えた違反件数は、17年度はゼロだったが、18年度は発表時点で4社による計9件に上った。違反業者は、ラパンダイ・フーズ、ABダイレクト・フレッシュ・フルーツ、サクレックス・マーケティング、ファースト・キャピタル・インベストメントの4社。このうち、PBGEA加盟企業はラパンダイだけだった。

アンティグ氏は「おそらくバナナ農家による農薬使用量の監視に手違いがあったのだろう」との見解を示し、フィリピン政府と日本側の交渉で検査が緩和されることに期待を示した。

バナナは、フィリピンの主要な輸出品目。18年の輸出額は前年比33%増の約15億米ドル(約1,680億円)だった。


関連国・地域: フィリピン日本
関連業種: 食品・飲料農林・水産マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

テイクオフ:突然の暴風雨に、開けて…(08/13)

ドル建て社債発行相次ぐ 大手企業、低金利にペソ高追い風(08/13)

フィリピンからの入国も禁止、コロナ対策で(08/13)

比の工場稼働率は8割程度=東芝執行役上席常務(08/13)

コロナ感染新たに4444人、計14万3749人(08/13)

職場での飲食制限、顔シールドも義務化(08/13)

資材製造の信和、駐在員事務所を閉鎖へ(08/13)

競争委、不動産センチュリーの株取得承認(08/13)

LRT1号線で100人解雇、乗客9割減(08/13)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン