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UCC、ダラットで第5回コーヒー品評会

UCC上島珈琲は5日、ベトナム中部高原ラムドン省ダラット市で第5回「ベトナムアラビカコンテスト」を実施した。参加した生産者は過去最多の112と、昨年から2倍近くに増えた。UCCベトナムの馬場俊太社長は「農家の品質に対する意識は、年々向上している」と評価。同コンテストの優勝者を含む上位の品から、日本向けに約50トンを買い付ける。

同コンテストは2015年に、アラビカ種の生産が少ない(全生産量の95%がロブスタ種)ベトナムで、生産者への品質意識の向上とアラビカ種の輸出促進を目的にスタートさせた。標高1,500メートル前後のダラットは、アラビカコーヒーの生産に適した地域。

UCC上島珈琲がダラット市でアラビカコーヒーの品評会を開催した。7人の審査員が過去最多の参加者の中から1位を決めた=5日

UCC上島珈琲がダラット市でアラビカコーヒーの品評会を開催した。7人の審査員が過去最多の参加者の中から1位を決めた=5日

優勝したグエン・フィ・ハオさん(右)とUCC上島珈琲の関哲也常務=5日、ダラット市

優勝したグエン・フィ・ハオさん(右)とUCC上島珈琲の関哲也常務=5日、ダラット市

UCCグループが主催、ダラット市に本拠を置きコーヒー事業を展開する地場ラベット(LAVIET)が協力している。第1回の参加数は21だったが、第2回は50、第3回は53、第4回は63に伸ばし、5回目となった今年は、目標の100を上回る112の生産者が参加した。参加農家の急増をUCCベトナムの馬場社長は「品質向上を考える農家が増えていることと、ラベットが農家を1軒1軒訪問してコンテストの認知を広め、定着した結果」と評価した。

上位7位までの入賞者に賞金が贈られるほか、同コンテストで「品質が良い」と判断された上位のコーヒーは、UCCが市場価格より高値で買い付けることを約束している。過去4回のコンテスト優勝者や上位の生産者は、国内での引き合いも多く、評判が高まっているようだ。

品評会では、米国スペシャルティコーヒー協会(SCAA)が定めた資格を持つ日本、ベトナム、米国の3カ国の7人の鑑定士が、事前審査で絞られたアラビカコーヒー15種の状態や香り、味を審査した。

優勝者にはグエン・フィ・ハオさんが選ばれ、賞金1,500万ドン(646米ドル、約7万2,000円)が贈られた。ハオさんのコーヒーは、今年の夏以降にUCCの全国の直営店で挽き売りされる。このほか、全国のカフェでも特別メニューとして提供される予定。

■日本の越産コーヒー輸入量は25%に

コンテストを終え、馬場氏は「品質を意識する農家は確実に増えており、実際に質は向上している」と語った。またUCC上島珈琲の関哲也常務取締役は、今後も同コンテストを通じた品質向上に取り組み、ベトナム産コーヒーの取引拡大を掲げた。

ベトナム税関総局の発表によると、昨年の日本向けコーヒーの輸出は10万5,119トン、2億600万米ドルだった。またベトナムは、日本の輸入先としてブラジルに次ぐ2位。昨年ベトナムから輸入した生豆は、全輸入量の4分の1(全国日本コーヒー協会)に相当した。UCCグループでも年々ベトナム産コーヒーの使用量は増えているという。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 食品・飲料マクロ・統計・その他経済

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