フィリピンでは、1990年代から2000年代初頭にかけ、日本のアニメ番組の人気が高く、若者の間でJポップも流行した。しかし、テレビ局がアニメ番組を韓国のドラマに置き換えたことで、Jポップ人気も下火となった。
インターネットの速度が向上したことで、アニメ番組を見て育った世代が、ネットを通じて日本のアニメ番組や映画にアクセスできるようになってきた。会員制交流サイト(SNS)で、日本関連のものに「いいね」を送る人は多い。中にはコスプレにはまっている人もいれば、日本語を勉強している人もいる。昨年には、日本のアイドルグループ「AKB48」のマニラ版「MNL48」も活動を始めた。
アニメは、フィリピン人が日本文化を好きになる大きな理由になっているようだ。もっと手軽に見られるようになれば、日本のポップカルチャーが再びブームになるかもしれない。(D)
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