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深刻な水不足の首都圏東部、西部から水供給

マニラ首都圏西部で水道事業を手掛けるマイニラッド・ウオーター・サービシズは、首都圏東部の同業マニラ・ウオーターに、来月から日量5,000万リットルの上水を供給する計画を明らかにした。エルニーニョ現象の影響による干ばつで、マニラ・ウオーターが担当する首都圏の一部やリサール州で水道水の不足が深刻化しているためだ。13日付スターなどが伝えた。

マイニラッドによると、首都圏東部の水不足解消に向け、首都圏水道局(MWSS)から要請を受けた。モンテンルパ浄水場の処理能力の半分をマニラ・ウオーターの顧客に振り向けることで、ケソン、パラニャーケ、タギッグ各市の5万世帯が恩恵を受けるという。マニラ・ウオーターの担当地域ではここ数日、200カ所のバランガイ(最小行政単位)で、水道が全く使えない状態となっており、同社は27台のタンクローリーを配備している。

マニラ首都圏とその周辺では、マイニラッドが140万世帯(950万人)、マニラ・ウオーターが106万世帯(680万人)に上水を供給している。両社はブラカン州のアンガット・ダムを主な水源にしており、同ダムの取水量の6割がマイニラッド、4割がマニラ・ウオーターに割り当てられている。同ダムの水の配分は1997年から変わっていないものの、マニラ・ウオーターが担当する首都圏東部の契約世帯数は97年時点から3倍に拡大しており、同社は水源の不足を補うため2016年からケソン市のラメサ・ダムを水源として使っている。

しかし、エルニーニョ現象による干ばつで、ラメサ・ダムの水位が12年ぶりの低水準に低下、12日時点で68.9メートルとなっている。マニラ・ウオーターは、乾期が終わる6月まで、上水供給が不安定な状態が続くとの見通しを示している。

エルニーニョの影響による水不足で、マイニラッドは2010年と15年にもマニラ・ウオーターの担当地域へ上水を供給したことがある。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 電力・ガス・水道社会・事件

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