• 印刷する

テイクオフ:水深二十数メートルでサ…

水深二十数メートルでサメを待つ。ふと海面を見上げると、魚群の移動が、わずかに届く光を遮った。これは大物到来の兆候かと期待に胸が高鳴り、吹き出す息が増える。

群れを広く眺めるようにしていると、ベテランダイバーが手をチョップのようにして、額にかざした。「え、ウルトラマンセブン?」と一瞬とまどったが、海の中ではサメを意味するハンドサイン。彼が指さす方向を目で追うと、魚の群れを断ち切るようにサッと進む大きな影が見えた。

あれは本当にサメだったのか。仲間の間では、否定派が多い。「サメはもっとゆっくり進むもので、大きめの魚ではないだろうか」と。ただ、捕食者に追い立てられて一目散に逃げる魚群は、大物と巡り会うチャンスらしい。

強い潮流にもまれ、流され流されたプエルトガレラの海。流れに乗って泳ぎ回る大物に、きっといつか会う。(弘)


関連国・地域: フィリピン
関連業種: 社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

テイクオフ:突然の暴風雨に、開けて…(08/13)

ドル建て社債発行相次ぐ 大手企業、低金利にペソ高追い風(08/13)

フィリピンからの入国も禁止、コロナ対策で(08/13)

比の工場稼働率は8割程度=東芝執行役上席常務(08/13)

コロナ感染新たに4444人、計14万3749人(08/13)

職場での飲食制限、顔シールドも義務化(08/13)

資材製造の信和、駐在員事務所を閉鎖へ(08/13)

競争委、不動産センチュリーの株取得承認(08/13)

LRT1号線で100人解雇、乗客9割減(08/13)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン