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18年の財政赤字1.2兆円、GDP比3%超に

フィリピンの予算管理省は22日、2018年の財政赤字が前年比59%増の5,582億5,900万ペソ(約1兆1,850億円)だったと発表した。対国内総生産(GDP)比で3.2%となり、3%と定めた赤字の上限を上回った。ドゥテルテ政権は、インフラ投資の財源確保のため税制改革を進めるが、財政赤字は拡大している。

財政収支の赤字は21年連続で、18年の赤字額は過去最大となった。対GDP比は3.2%となり、前年の2.2%から上昇した。

三井住友銀行・市場営業統括部のエコノミスト、鈴木浩史氏はNNAに対し、「財政赤字は対GDP比で3%を超えているものの、現状程度であれば問題はない。歳出削減や歳入拡大に向けた動きにはならないだろう」との見方を示した。同氏は、今年もインフラ支出を中心とした歳出増、堅調な景気を背景にした歳入増で、歳入・歳出とも2桁伸び、3%前半の財政赤字になると予想した。

18年の歳入は前年比15%増の2兆8,501億8,400万ペソ、歳出は21%増の3兆4,084億4,300万ペソ。歳入のうち、税収は14%増の2兆5,658億1,200万ペソで、計画を4%下回った。

税収のうち、関税局(BOC)が29%増の5,931億1,100万ペソとなり、計画を10%超過したものの、内国歳入庁(BIR)は10%増の1兆9,518億5,000万ペソで、計画を6%下回った。物価上昇やペソ安で消費が鈍化したことが響いた。

利払いを除くプライマリーバランス(基礎的財政収支)の赤字は、前年比5.2倍の2,090億4,400万ペソに膨らんだ。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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