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豪の医療研究投資、4倍の経済効果=報告

オーストラリアで医療研究への投資が国内経済に与える恩恵が、投資額の約4倍に上ることが、オーストラリア医療研究協会(AAMRI)の委託を受け、会計大手KPMGが行った調査報告書から明らかになった。オーストラリアンが伝えた。

報告書は、医療研究セクターが人々の健康促進のほか、病気やけがをした労働者の早期復帰を促すことで、経済成長に貢献していると説明。オーストラリアで1990年~2004年の間に行われた医療研究は、200億豪ドル(約1兆6,000億円)のコストに対し、780億豪ドルの利益をもたらしている。

また、利益のうち520億豪ドルが健康の促進によって得られた利益となっており、AAMRIのカニンガム会長は、1豪ドルの投資につき4豪ドルの利益を上げているとして、「政府からの財政援助を確保するのに必要な水準を大きく超えている」と述べ、投資への見返りに高い満足度を示した。

報告書はさらに、過去に行った医療研究への投資の結果、国内総生産(GDP)が26億豪ドル分拡大したとの見積もりを示したほか、医療研究セクターの雇用人数が3万2,000人、医療技術や医薬品セクターでは7万8,000人に上るなど、雇用の創出にも大きな役割を果たしているとの見解を示した。

一方、報告書を基に医療研究所や大学は、今後も医療研究に継続して高い水準の財政援助を行うよう連邦政府に働きかけるとともに、政府が設立した「メディカルリサーチ・フューチャーファンド(MRFF)」を有効に活用するよう訴えている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済雇用・労務

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