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ADB成長率予測、比を今年6.4%に下方修正

アジア開発銀行(ADB)は26日、最新の「アジア経済見通し(ADO)」を発表した。フィリピンの今年の国内総生産(GDP)成長予測は、前回から0.4ポイント引き下げて6.4%とした。同国では、インフレ圧力の高まりにより、金融引き締めの傾向が続くと見込む。

今年のGDP成長率予測は、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国のうち6カ国を下方修正した。引き下げ幅はフィリピンが最も大きく、マレーシアが0.3ポイント、ラオスとミャンマー、ベトナムがそれぞれ0.2ポイント、インドネシアが0.1ポイント下がった。ASEAN全体の成長率は、前回の5.2%から5.1%に引き下げた。

改訂後の今年のASEAN成長率は、カンボジアの7.0%が首位。ベトナムが7.1%から6.9%に下方修正されて2位となり、ラオスとミャンマーが3位タイ。フィリピンは、5位に落ち込んだ。

ADBは、フィリピンの成長率予測の改訂について、今年上半期(1~6月)に鈍化したことと、農業生産と輸出の低迷、インフレ率の上昇などを理由として挙げた。フィリピン中央銀行がさらなる金融引き締めを示唆していることに言及した。今年のフィリピンのインフレ率の予測値は、前回の4.0%から5.0%に引き上げた。

ケリー・バード・フィリピン担当カントリーディレクターは「フィリピンのファンダメンタルズ(基礎的条件)は強固で、インフラ開発への公共投資が増えることで成長率は上向いていく」と指摘。来年のGDP成長率は0.2ポイント引き下げの6.7%と予測した。


関連国・地域: フィリピン
関連業種: マクロ・統計・その他経済

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