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〔政治スポットライト〕労働党がTPP支持、豪の批准も間近か

オーストラリアを含む11カ国が3月に署名した環太平洋連携協定(CPTPP、TPP11)について、オーストラリアの最大野党労働党が支持を決めたことが分かった。これによりモリソン政権は連邦下院議会での批准手続きに入る。ただし、労働党は将来的に、労働市場テストの厳格化や投資家対国家の紛争解決(ISDS)条項の撤廃方針を示している。12日付地元各紙が伝えた。

労働党内の協議では左派や労組などの反対意見が半数を上回ったが、投票は行われず、TPP参加による国際市場へのアクセスの拡大や、雇用や環境基準の改善をより評価したとみられる。TPP賛成派でもある労働党のクレア影の貿易相は、同党が政権を奪取した場合、3年後の見直しの際にカナダ向けのISDS条項を撤廃する考えを示した。また、現状ではカナダやメキシコ、ペルー、ブルネイ、マレーシア、ベトナムからの労働者については労働市場テストが免除されているが、これらの国と個別に再交渉を行う方針を示し、将来的には労働市場テストの免除を撤廃したいとしている。

業界団体のオーストラリア輸出カウンシル(ECA)は、TPPにより国内経済には156億豪ドル(約1兆2,341億円)の恩恵があるとし、労働党のTPP支持を歓迎した。

TPP11は、日本やメキシコ、シンガポール、ニュージーランドで批准手続きが済んでいる。

■前首相後任の補選、10月20日に

ターンブル前首相の政界引退に伴い行われる、ニューサウスウェールズ州ウエントワース選挙区の補欠選挙が、10月20日に実施されることが分かった。与党保守連合(自由党・国民党)からは自由党が候補者を出すものの、男性候補者では選挙に勝てないとの懸念が同党内で広がっている。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: マクロ・統計・その他経済雇用・労務政治

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