乳業振興と乳製品の安全性向上、政府が方針

中国国務院(中央政府)は11日、乳業の振興と国産乳・乳製品の品質と安全性向上に向けた指導意見を公布した。意見は、国内の乳業は急速に発展しているものの競争力が強いとはいえないことや、乳製品の需給バランス不均衡など課題も抱えていると指摘。乳業のさらなる振興と製品の質・安全性引き上げにより、国民の国産乳製品に対する信頼と産業競争力の強化を目指す。

意見は基本原則として、◇イノベーションと環境配慮◇酪農家と乳製品企業の安定した利益共有とリスク共同分担◇乳業界の供給システムの質と効率向上◇市場主導の大原則の下での政府の支援——を掲げた。

意見は主な目標として、2020年までに◇酪農家の65%超を100頭を超える乳牛を飼育する規模に成長させ、原料乳の自給率70%超を確保する◇乳製品のサンプル検査の合格率を99%超に引き上げる◇酪農関連廃棄物の再利用率を75%超に引き上げる——などを打ち出した。

目標達成の方策としては、モノのインターネット(IoT)やスマート化設備の導入、機械化による酪農の近代化などによる質の高い原料乳の生産拠点整備、乳製品の加工・流通システムのさらなる整備、品質と安全性の監督・管理体制強化、乳製品消費拡大に向けたPRなどを示した。

中国では2008年に発生した有害物質メラミンの粉ミルク混入事件により、国産乳、乳製品への信頼が著しく低下している。


関連国・地域: 中国-全国
関連業種: 食品・飲料農林・水産商業・サービス政治

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