フィリピンの基地転換庁(BCDA)は21日、クラーク国際空港(中ルソン地方パンパンガ州)の運営・保守(O&M)業務の入札説明会を実施した。30社が参加し、8団体が書類を購入。日系を含む国内外の大企業が応札を検討している。
書類を購入したのは、メガワイド―GMRコンソーシアム(地場建設メガワイド・コンストラクションとインド系GMRグループ)、メトロ・パシフィック・インベストメンツ、フィリンベスト・デベロップメント、サンミゲル・ホールディングス、プライム・アセッツ・ベンチャー、セントラル・ルソン・インフラストラクチャー・コンサルタンシー・コンソーシアム、インドのGVKエアポート・デベロッパーズ、フランスのパリ空港公団(ADP)グループ。
BCDAによると、このほか、双日フィリピンや三菱商事、サムスン電子、エアアジアなど外資大手が応札する可能性がある。入札書類の提出期限は7月20日。8月30日には落札企業を発表する予定だ。
新ターミナルの設計・調達・建設(EPC)は、メガワイド―GMRコンソーシアムが受注している。22日付インクワイラーによると、2020年6月に完工する予定で、同空港の旅客処理能力は現行の年間400万人から1,200万人に増える。
BCDAは、既にフィリピンで国際空港の運営会社の筆頭株主となっている企業は、クラーク国際空港のO&Mを受注する資格を満たさないと指摘する。メガワイドは、マクタン・セブ国際空港(MCIA)の運営会社GMRメガワイド・セブ・エアポートに60%出資している。
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