中古車のマーケットプレースを運営するシンガポールの新興企業カーロ(Carro)は、シリーズBと呼ばれる第2段階の資金調達でソフトバンクグループの子会社などから計6,000万米ドル(約65億5,700万円)を調達した。マーケットプレースの展開拡大と金融サービス事業の強化に充てる。
出資者は、ソフトバンクグループの投資子会社ソフトバンク・ベンチャーズ・コリア、地場投資ファンドのインシグニア・ベンチャーズ・パートナーズ、米フェイスブックの共同創業者であるエドゥアルド・サベリン氏が参画するBキャピタル・グループなど。
今回の出資により、3社はカーロにそれぞれ1人ずつ役員を送り込む。Bキャピタルからはサベリン氏が加わる。
カーロは2015年の創業。シンガポールのほか、タイとインドネシアでも中古車のマーケットプレースを運営。自動車ローンなどの金融サービスを提供する「ジェニー・フィナンシャル・サービシズ」も展開している。
既存出資者には、シンガポールの通信最大手シンガポール・テレコム(シングテル)傘下のシングテル・イノベート(Innov8)やベンチュラ・キャピタル、ゴールデン・ゲート・ベンチャーズなどが名を連ねる。
【15日シンガポールプレスホールディングス=NNA】
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