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テイクオフ:初めて訪れたシドニーの…

初めて訪れたシドニーのタロンガ動物園で、興味深い展示を見た。絶滅の危機にひんしているタスマニアデビルのコーナーだ。

飼育エリアの真ん中に道路が描かれ、カンガルーの死体が横たわる。説明文には「ロードキル(車にはねられた動物の死骸)はタスマニアデビルにとって格好のえさですが、デビル自身が車にはねられる危険もあります」と書かれている。

死体はそこまで血なまぐさくないものの、子供たちは「どうしてここにカンガルーが寝ているの?」と純粋な疑問を投げかけて親を困惑させていた。周囲の壁面には、個体数激減の原因である顔面腫瘍性疾患にかかったデビルの写真が張られており、なんとも痛々しい。

動物の愛らしさを楽しむだけではなく、オーストラリアの動物が直面している現実も来園客に知ってもらいたいという思いの伝わる展示で、感心させられた。(十蘭)


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 社会・事件

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