豪の石油備蓄、過去18年最少 国際義務、2012年から果たせず

オーストラリア国内の石油備蓄量が昨年、過去18年来の最低水準に達しことが、国際エネルギー機関(IEA)が発表した報告書で明らかになった。加盟国30カ国に上るIEAでは、石油純輸入量の90日分相当の備蓄を義務付けているが、オーストラリアの備蓄量は過去5年間にわたり、基準値を大きく下回っているという。

IEAの報告書によると、オーストラリアでは2012年のうち11カ月間、また13年から17年のすべての期間で、月末の石油備蓄量がIEAの義務付ける基準値を下回ったほか、17年10月1日時点での石油備蓄量は石油純輸入量の48日分相当と、月ごとの備蓄量としては2000年以来の最低水準となった。

同報告書は、オーストラリアが「外的要因による供給ショックに対し、脆弱(ぜいじゃく)となっている」と指摘。英国の元特殊空てい部隊(SAS)大尉だったアンドリュー・へースティー自由党議員も同様の考えを示しており、南シナ海における中国の軍事的進出に懸念が高まる中、石油備蓄量が不十分な現状を「国家安全保障問題として取り上げられるべき」と述べた。オーストラリアンが伝えた。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 経済一般・統計天然資源政治

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