《日系進出》キユーピー、広州市に新会社

キユーピーは26日、マヨネーズやドレッシングの生産を手掛ける新会社を広州市に設立すると発表した。同社の中国における生産拠点として４カ所目となる。設立は来年１月、出荷開始は2020年春を予定している。

新会社の名称は広州丘比食品（仮称）で、キユーピーの中国統括会社である丘比（中国）が100％出資して設立する。資本金は２億7,000万元（約46億7,400万円）。家庭用および業務用のマヨネーズやドレッシングを生産する。初年度の生産量は１万トンを見込む。その後は毎年20％増産してく計画だ。

キユーピーの広報部によると、同社の中国における生産拠点はこれまで、北京丘比食品（1993年設立）、杭州丘比食品（02年設立）、南通丘比食品（15年設立）の３カ所で、華北地域と華東地域で展開していた。華南地域はこれまで、広州市と深セン市に営業拠点を置いて対応していたが、華南地域での需要が高まっていることや、人口も多く商圏として魅力的であることから、華南地域に生産拠点を置き、効率的な製造・販売を行うことを決めたという。