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神戸のオカムラ、浄化槽を現地製造

水処理装置のエンジニアリングを手掛けるオカムラ(神戸市)は、中部ダナン市で製造した浄化槽を11月からベトナムや周辺各地で販売する。日本から輸入するよりも価格を最大で半分程度に抑えることにより、地場や非日系の建設会社を開拓する。販売1年目は10台程度の受注を目指す。

オカムラはベトナムで浄化槽の販売を本格化する(同社提供)

オカムラはベトナムで浄化槽の販売を本格化する(同社提供)

現地法人オカムラベトナムは2013年に設立後、発電所向け滅菌処理設備のエンジニアリングのほか、他社ブランドの浄化槽の据え付け販売を手がけてきたが、熱帯地域向けの浄化槽の設計開発に成功。日東電気(茨城県茨城町)がダナン市に持つ工場に自社ブランドの製造を委託している。開発には国際科学振興財団(茨城県つくば市)の研究者らが協力しており、オカムラは南部ドンナイ省ニョンチャック第3工業団地内において、熱帯モンスーン気候での高度排水処理と電気量削減のための研究を行っている。

浄化槽は日本発の生活用水の処理技術で、微生物を使って有機物を分解して効率的にアンモニアなど有害物質を除去し、最終工程で塩素滅菌して放流する。ベトナムで設置が義務付けられているセプティックタンクでは微生物の分解が適切に行われず、腐敗水が直接放流され、地下に浸透し汚染を起こしているとされる。またタンクが適切に据え付けられていないために悪臭や水質悪化を引き起こすこともある。

オカムラの浄化槽はオフィスビルやマンション、工場などに設置し、生活排水をベトナムが定める法令基準値内に抑える。処理能力が1日5立方メートル程度のタイプで据え付けを含めて200万円程度~となる。オカムラベトナムの喜多美佐子氏は、「ミャンマーなどにも輸出したい」と周辺国の市場開拓に意欲的だ。

オカムラベトナムは浄化槽のほか、排水処理設備の送風機の省エネ技術も開発しており、11月8日にホーチミン市で開幕する水関連の展示会「ベトウオーター」に出展してアピールする。


関連国・地域: ベトナム日本
関連業種: 電力・ガス・水道マクロ・統計・その他経済

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