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福島県知事来マ、コメとモモ輸出拡大で合意

福島県の内堀雅雄知事は23日、マレーシア・クアラルンプール(KL)で記者会見を開き、福島県産のコメとモモのマレーシア輸出拡大で、輸入業者などと合意したと発表した。今年度の年間輸出目標は、コメを100トン、モモは2016年の倍以上に当たる15トンとした。日本で最も厳しい検査をクリアしていると安全性をアピールし、県産の農産物の海外販路拡大に弾みをつけたい考えだ。

コメの輸出拡大合意で、関係業者と握手をする内堀福島県知事(中央)=23日、クアラルンプール(NNA撮影)

コメの輸出拡大合意で、関係業者と握手をする内堀福島県知事(中央)=23日、クアラルンプール(NNA撮影)

福島県産のコメのマレーシアへの輸出は15年は12トン、16年はゼロだったが、今年は100トンの輸出を見込む。1年余り前からマレーシアの輸入業者などと協議を重ねてきたとし、今年は既に29トンがマレーシアへ輸出され、50カ所以上のレストランなどに卸されているという。

東京電力福島第一原発の事故以降、県産農産物の輸出は激減、今なお低迷しているが、福島県で収穫したコメは全量検査して国内外へ出荷されてきた。今回の合意について内堀知事は、「県の取組みへの理解が得られた結果」と述べた。年間100トンは確実に達成する目標と位置付け、関係業者などと協力し、さらなる輸出拡大を目指す。

モモは輸送方法を昨年までの空輸から、窒素ガスにより鮮度保持を可能とするCAコンテナを用いた船便に変更する。鮮度を維持した大量輸送が可能となることで、日系輸入業者のJMGトレーディングは、モモ1個当たりの店頭価格がこれまでの28~29リンギ(約715~740円)から、18リンギ程度になると見込む。マレーシアへのモモの輸出量は年々拡大しており、16年は13年比で約6倍となっている。

内堀知事は「福島の美味しいものを食べてもらうことが、復興につながる」とし、今回のコメとモモでの輸出拡大合意を突破口に、県産農産物のさらなる輸出拡大を図る考えだ。内堀知事は会見後、KL市内のスーパーマーケットで店頭プロモーションを行った。福島県は、マレーシアに続き、ベトナムでも県産品の販促を行う予定だ。


関連国・地域: マレーシア日本
関連業種: 農林・水産マクロ・統計・その他経済

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