NNA ASIA

【アジアインタビュー】民間の強さで経済統合推進

日アセアンセンター藤田総長に聞く

東南アジア諸国連合(ASEAN=アセアン)が8日、創設50周年を迎えた。「ASEAN10カ国は、民間セクターが官を動かし、経済統合へとつながった。これには日本の関与が大きい」。こう分析するのは、国際機関・日本アセアンセンターの藤田正孝事務総長だ。同センターの不要論を展開する河野太郎衆院議員が3日、外務相に就任したが、藤田氏は「批判は真摯(しんし)に受け止めつつも、改革を通じて日本ASEAN間の経済交流の促進に全力を投じたい」と語る。