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【外国企業の日本戦略】3兆円の流入、意外な商機

【第1回】日本の救世主なるか

東京のオフィス街ではパリッとしたビジネススーツのインド人や中国人が連れだって歩いている光景は珍しくないし、社内に外国人が増えたという企業も多い。高齢化や人口減少で国内市場の拡大余地はほとんどない中、電機業界は再編が進み、自動車業界は自動運転や電気自動車(EV)の時代に突入し不透明感が漂う。そんな日本だが、外国企業の目にはビジネスの原石に映るのだろうか。2016年の外国企業による対日直接投資(FDI)は前年の3倍で、過去最高となる3兆円を突破している。