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豪、今春にも初のモバイル銀行登場へ

オーストラリア初のモバイル専用銀行のシンジャ(Xinja)が、今春にも国内の銀行市場に参入することが分かった。現在までに既に300万豪ドル(約2億6,000万円)の資金を集め、10月にはさらに1,000万豪ドルの追加資金を得る予定だ。12日付オーストラリアンが伝えた。

シンジャはオーストラリア初の携帯電話向けの銀行で、専用アプリをダウンロードすれば、携帯で預金や残高の照会などすべてを管理することが可能になる。シンジャは今春にデビットカードと銀行カードを発行、来年3月までに5,000人のプリペイドカード顧客を獲得する計画で、長期的には各商品分野で1%の市場シェア獲得を目指すという。

同社の最高経営責任者(CEO)であるエリック・ウィルソン氏は、同社への投資家の8割が「国内の投資家で、業界の市場競争を促進したいと考えている」といい、オーストラリアの「遺産並みに古い規制」が業界への新規参入や競争を妨げていると批判する。

シンジャが実際の銀行として機能するには、事前にオーストラリアの金融サービスとクレジットのライセンスの取得と認可された預金引受機関が必要になる。また現在の規制では、銀行として分類されるために資本金5,000万豪ドルが必要となる。

かつてオーストラリア金融監督庁(APRA)に勤め、現在はシンジャの役員であるヴァン・リー氏は「銀行ライセンスを取得するためだけに、まず5,000万豪ドルが必要になることを投資家に承諾してもらわなければいけない」と苦言を呈した。英国では同ライセンス取得に必要な資金は200万豪ドルで、新規参入が比較的容易だという。財務相を中心に銀行ライセンス取得に関する持ち株規制の見直しなどを進めているが、ウィルソン氏にすれば「オーストラリアの規制は時代より30年遅れている」という。


関連国・地域: オーストラリア
関連業種: 金融IT・通信マクロ・統計・その他経済

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