現代重、LNG船の総合実証設備を設置

蔚山市に構築したLNG船の総合実証設備(現代重工業提供)

蔚山市に構築したLNG船の総合実証設備(現代重工業提供)

韓国造船大手の現代重工業は19日、自社開発した液化天然ガス(LNG)燃料供給システム(製品名:Hi―GAS)とLNG再ガス化システム(製品名:Hi―ReGAS)の性能や安全性を実証する設備を蔚山市に設置したと発表した。営業力強化の一環で、国際海事機関(IMO)の規制強化により拡大しているLNG船の需要を取り込む。

システムの設計上の性能と実際の性能を比較・検証する。

同社は2012年に25メガワット(MW)級のLNG燃料供給システムの実証実験設備を設置した後、15年に85MW級の設備を追加。今年に入り、再ガス化システムの設備も追加した。事業費としてこれまで計100億ウォン(約9億8,000万円)を投じた。

IMOでは大気汚染防止対策として、船舶燃料油の硫黄分濃度の規制を強化している。2020年からは規制に適合する燃料を使うか、排ガス洗浄装置を使用するか、同等の効果が見込めるLNGなどの代替燃料を使用する船舶を導入する、などの対策が必要になる。LNGは低硫黄重油よりコストが安く、硫黄分はゼロ、CO2の排出量も少ないクリーンエネルギー。そこで、LNG船が注目されているわけだ。

同社は16年9月に引き渡した積載容量17万6,000立方メートルのLNG船にHi―GASを装着した。今年受注したFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)にはHi―ReGASを搭載する予定だ。

同社関係者は「技術力を全面に押し出して、LNG市場を主導する」とコメントしている。英調査会社クラークソンの調べによると、LNG船の世界発注量は今年の18隻から19年には31隻に72%増加する見通しだ。


関連国・地域: 韓国
関連業種: 経済一般・統計製造一般

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