ＳＭとヒルトン、「コンラッド」ホテル建設

ＳＭグループの持ち株会社ＳＭインベストメンツ（ＳＭＩＣ）の完全子会社ＳＭホテルズ・アンド・コンベンションズは７日、ホテル運営の世界大手ヒルトン・ワールドワイドと高級ホテル「コンラッド・マニラ」の開発で提携することを明らかにした。「コンラッド」ブランドのホテルは国内初となる。

ＡＢＳ―ＣＢＮによると、建設地はＳＭＩＣがマニラ首都圏パサイ市で運営する商業施設「ＳＭモール・オブ・アジア」の敷地内。８階建てで、客室数は350室となる見通しだ。2015年半ばの開業を目指す。ＳＭホテルズが建設を担当し、ヒルトンが管理・運営する。

■ダバオのホテル、25日に本格開業

ＳＭホテルズがホテル運営の世界大手カールソン・レジドール・ホテル・グループとの提携を通じてミンダナオ地方ダバオ市に建設したホテル「パーク・イン・バイ・ラディソン・ダバオ」（全204室）が、今月25日にグランドオープンする。７日付ビジネスワールドが伝えた。

このホテルは、ＳＭホテルズが７億5,000万ペソ（約17億1,600万円）を投じて建設。先月25日に部分開業した。カールソンは、11年５月にＳＭホテルズと結んだ契約に基づき、17年にわたり同ホテルを管理・運営する。

ＳＭグループとカールソンは、これまでにも事業提携しており、10年にセブ市で「ラディソン・ブル・ホテル・セブ」（400室）を開業したほか、11年にバタンガス州ナスブでＳＭが開発を進めるエコツーリズム保養地「ハミロ・コースト」内でリゾートホテル「ピコ・デロロ」（154室）を開業した実績を持つ。