テイクオフ:次の行政長官は林鄭月娥…

次の行政長官は林鄭月娥(キャリー・ラム)氏でいい――。香港の民主化運動に携わる人物の意外な言葉。林鄭氏は中国政府が支持する唯一の候補とされ、最も受け入れがたい選択のはず。

理屈はこうだ。林鄭氏の対抗馬の曽俊華(ジョン・ツァン)氏は、民間団体が実施しているネット上の市民投票で約9割の票を獲得しており、市民の支持で他を圧倒している。万が一にも曽氏が当選すれば、市民の人気が高い曽氏に対して、強い姿勢で民主化を求めようという機運がそがれる恐れがあるという。

民主派の候補者がいないことから、曽氏への投票を決めた民主派政党もある。ただ、その人物は「支持者は彼に対して幻想を抱いている」と疑問を投げ掛ける。当選すれば強硬路線の継続が予測される林鄭氏と親しみやすさが売りの曽氏。だが、民主派にとって敵の敵はやはり敵なのだ。(雨)


関連国・地域: 香港
関連業種: 社会・事件政治

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