エズラ、米連邦破産法11条の適用申請

シンガポールの海洋エンジニアリング会社エズラ・ホールディングスは19日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したと発表した。同法の下、事業再建を図る。

20日付ビジネス・タイムズによると、エズラは18日、子会社のEMAS ITソリューションズ、エズラ・マリン・サービシズと共に、ニューヨーク南地区破産裁判所に米連邦破産法11条の適用を申請した。石油・ガス関連業界の不況が続く中、資金繰りが困難になったとしている。

石油・ガス関連業界の低迷を背景に、エズラは2月初め、千代田化工建設、日本郵船との合弁会社で、同業界向けに海中・海底設備(サブシー)の建設を手掛けるEMASチヨダ・サブシー(ECS)への投資・融資で1億7,000万米ドル(約191億4,400万円)の減損処理を余儀なくされる可能性を示唆。そのECSは同月末になって、米連邦破産法11条の適用を申請した。エズラはその後、ECSに対して9億米ドルの債務保証を行っていることも明らかにしている。なお千代田化工と日本郵船もECS関連で、それぞれ評価損を計上している。

エズラによる米連邦破産法11条の適用申請で、シンガポールの銀行大手3行にも影響が出そうだ。DBS銀行は同社に対し2億8,100万米ドルの無担保債権と4,700万米ドルの有担保債権、OCBC銀行は2億700万米ドルの無担保債権と7,300万米ドルの有担保債権、UOB銀行は2,300万米ドルの無担保債権と1,000万米ドルの有担保債権を抱えている。


関連国・地域: シンガポール日本米国
関連業種: 天然資源金融・保険運輸・倉庫政治

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