和食店「賛否両論」が海外初出店、明日開業

香港でも「予約の取れない店」にすると抱負を語ったオーナーシェフの笠原氏=17日、コーズウェーベイ(NNA撮影)

香港でも「予約の取れない店」にすると抱負を語ったオーナーシェフの笠原氏=17日、コーズウェーベイ(NNA撮影)

東京で人気の和食店「賛否両論」があす21日、香港島の繁華街、コーズウェーベイ(銅鑼湾)に海外1号店をソフトオープンする。東京では「予約が取れない店」として知られ、日本への感度が高い香港でも注目されそうだ。

コーズウェーベイの商業ビル「Vポイント」の5階に入居する。店舗面積は1,000平方フィート(約93平方メートル)で、座席はカウンター13席、個室8席。香港店には日本人シェフの小山雄史氏が料理長として常駐する。メニューはコース1つのみで、価格は1,200HKドル(約1万7,500円)。コースメニューはオーナーシェフの笠原将弘氏が月替わりで考案するという。グランドオープンは4月15日の予定だ。

和食は2013年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたこともあり、ここ最近は外国人が和食を食べにわざわざ日本を訪れるようになっている。日本で3店舗を展開する賛否両論は、そういった流れの中で、店を任せられるスタッフがそろってきたことも重なり、海外進出を決めた。

笠原氏はNNAに対し、「日本料理を海外で展開する時に最も悩むのは食材。ただ香港は(他の国・地域に比べて)食材がそろいやすく、自分のやりたい料理が提供できそうだと思った」という。香港店では、世界中の人が集まる場所でどれだけ自分の料理が通用するのか試してみたいとも語った。

世界から多くのレストランが香港に進出しているが、笠原氏は「料理のレベルで言えば東京も高い」と見る。東京には日本の一番良いものやさまざまな食材が集まる。それらを料理に生かすことができる「東京の和食」をテーマにこれまで取り組んできたが、香港でも同様に取り組み、良いものは残しながら新しいものを取り入れていきたいと述べた。

自身を「食材オタク」と表現するように、時間が許せば香港でもシェフとともに市場を巡り、新しい食材を見つけたいという。「中華の食材を和の技法で使ってみたらどうなるだろう」と、新メニューの創作にも意欲的だ。

■本物の日本食を集結

賛否両論の香港店は、16年に香港で創業した不動産のコンテンツ開発会社、エキサイティング・ジャパン・スクエア(吉祥広場)が手掛けるVポイント3フロアの開発プロジェクトの一店舗として入居。同店のほか、3フロアにはちゃんこ鍋「鵬」、寿司「築地青空三代目」、和食のフュージョン料理「忍」、ラーメン居酒屋「博多本家」がそれぞれ入る。鵬と博多本家、築地青空三代目は開業済みで、忍は来月1日に開業する予定だ。

エキサイティング・ジャパンの山田淳一郎ディレクターは「(3フロアは)さまざまなカテゴリーの和食が集まり、ローカルに流されない本物の日本食が集まるところ」と説明した。


関連国・地域: 香港日本
関連業種: 経済一般・統計食品・飲料商業・サービス社会・事件

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