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日本のTPP参加、NZが懸念も

乳製品を主要輸出品とするニュージーランド(NZ)では、日本の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加について、乳製品貿易の完全自由化が阻害されるとの懸念が出ている。TPP交渉妥結が遅れるのではといった声も聞かれる。特定農産物への関税維持を主張する日本の態度が問題となっている。

ニュージーランド(NZ)の酪農産業協会(DCANZ)ベイリー議長は、日本の参加は大きな成果だが、そのことで今年10月に予定の基本合意の妥結が遅れないことを願うと述べた。

NZにとって日本は乳製品の重要な輸出先で、12年には5億3,600万米ドルの乳製品が日本に輸出されている。同議長は、日本の乳製品は高い関税により最も保護されていると指摘。もし日本がTPP参加で同製品の関税を撤廃するなら、NZの酪農家だけでなく、日本の消費者も歓迎するだろうとコメントした。

■NZがTPP離脱も

また今月、シンガポールで行われた環太平洋戦略的貿易協定(TPP)交渉にオブザーバーとして参加していたオークランド大学のジェーン・ケルシー教授は、日本は米国と結託し、TPP交渉の場で、乳製品の完全自由化を阻害するかもしれないと述べた。同教授は、乳製品が例外扱いになった場合、NZはTPPからの離脱もあるだろうとコメントした。

日本政府は、今週にも豪州とニュージーランドに日本のTPP交渉参加の合意を求めて、代表団を派遣する方針を決めている。


関連国・地域: オーストラリアニュージーランド日本米国
関連業種: 農林・水産マクロ・統計・その他経済政治

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