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南シナ海判決、マレーシアは歓迎も静観の構え

南シナ海で中国が主張する主権や権益について、国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所は12日、「法的根拠なし」として全面的に否定する判断を下した。南シナ海に領有権を主張するマレーシア政府は声明を発表し、司法判断を支持するとともに、中国に判断を尊重するよう求めた。ただ、マレーシアと中国は、経済的に強固な関係を築いてきているため、現実的には穏当な対処にとどまるとの見方が多い。13日付地元各紙が伝えた。