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コラム

北京で近ごろよく見かける「私家菜」レストラン。隠れ家風の店構えで、家庭の味を提供するのが特徴だ。 著名な京劇俳優・梅蘭芳のシェフの子孫が腕を振るうのもそんな「私家菜」の店の一つ。当代きっての女形だった梅蘭芳。北京生まれだが上海暮らしが長かったせいか、料理はすべてあっさりした味わい。当時江南で「妻にするなら梅蘭芳のような人」ともてはやされた彼が好んだ美肌とのどにも効くというヘルシー料理を堪能した。 宝塚の男役が「男性より男らしい」と評価されるのと同様、女形の男性には計算と努力で磨かれた「たおやかさ」がある。「分類上『おんな』なんだから努力次第さ」と、ヘルシー料理で埋めきれなかった胃袋をビールとつまみで蓋をしつつ息巻く自分には、なかなか身に付けられそうもない。(豆)

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