インド自動車工業会（ＳＩＡＭ）が９日に発表した昨年12月の国内乗用車販売統計によると、中型セダンが中心の「Ａ３プラス」（全長4,251~4,500ミリメートル、最大…

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インド自動車工業会（ＳＩＡＭ）が９日に発表した昨年12月の国内乗用車販売統計によると、中型セダンが中心の「Ａ３プラス」（全長4,251~4,500ミリメートル、最大排気量1600ｃｃ）は、ホンダカーズインディア（ＨＣＩＬ）の「シティ」（第４世代）が6,012台で最も多かった。次いで、マルチ・スズキの「シアズ」が先行モデル「ＳＸ４」と合わせて3,731台だった。
これら３車種は、Ａ３プラス全体の約65％を占める。３~５位までをみると、ヒュンダイ・モーター・インディア（ＨＭＩＬ）の「ベルナ」が1,903台、シュコダオート・インディアの「ラピッド」が1,168台、フォルクスワーゲン（ＶＷ）インディアの「ベント」が1,012台で続いた。前月（11月実績）と比べて、シティとシアズ（ＳＸ４含む）はそれぞれ1,240台、1,501台減ったが、ベルナとラピッド、ベントはそれぞれ315台、210台、118台増えた。
ＳＩＡＭの定義によると、Ａ３セグメントはＡ３プラスと「Ａ３マイナス」（全長4,001~4,250ミリ、最大排気量1600ｃｃ）に分類される。Ａ３マイナスは、トヨタ・キルロスカ・モーター（ＴＫＭ）の小型セダン「エティオス」が2,482台で最も多く、次いで、マルチの「ディザイア・ツアー」が1,676台、マヒンドラ＆マヒンドラ（Ｍ＆Ｍ）の「ベリト」が167台となった。ＨＭＩＬの「アクセント」は輸出向けとなり、国内実績はない。
セグメントの内訳をみると、Ａ３マイナスが4,325台、Ａ３プラスが１万5,316台だった。１年前の13年12月実績では、Ａ３マイナス（１万8,588台）がＡ３プラス（7,502台）の２倍超あったが、逆転した格好だ。Ａ３プラスは小型車種からの買い替え需要が見込まれ、有望市場とみられている。
超小型・小型のハッチバック、セダンに代表されるＡ２セグメント以下（全長3,600ミリ以下、最大排気量1000ｃｃと全長3,601~4000ミリ以下、最大排気量1400ｃｃ）は乗用車全体の86.0％（13万1,344台）を占めた。また、Ａ２セグメント以下ではマルチの車種が58.0％（７万6,157台）、ＨＭＩＬが23.1％（３万378台）と、大手２社で81％を占めている。
スポーツタイプ多目的車（ＳＵＶ）が属するＵＶセグメントは全体で４万3,256台だった。うち、全長が4,700ミリ以下、最高価格150万ルピー（約280万円）以下の部門が95％を占め、ＴＫＭの「イノーバ」が4,801台、フォード・インディアの「エコスポーツ」が3,365台、ルノー・インディアの「ダスター」が3,257台、ＨＣＩＬの「モビリオ」が2,098台となった。マルチは「ジプシー」と「エルティガ」の２ブランドで計5,774台、Ｍ＆Ｍが「ボレロ」、「ＳＴ」、「ザイロ」、「スコーピオ」など複数ブランド合わせて計１万7,045台。全長4,701ミリ以上の高級部門ではＴＫＭの「フォーチュナー」が1,295台で、同部門の77.5％を占めた。
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