タイやインドネシアを中心に東南アジアで11月下旬に甚大な水害が発生した。両国での死者数が800人を超え、復旧・救助活動が続く中、気候変動やリスク管理の専門家は豪雨対策の見直しが急務だと指摘する。タイ南部では「300年に一度の洪水」などとも言われ、赤道近くのインドネシアでは台風が発生しにくいとされてきたが、想定外の被害が出た。両国政府にとって、不可抗力の「損失と損害」への支援や、大規模災害に対応できるインフラ投資予算の確保などが課題となる。【京正裕之】
タイやインドネシアを中心に東南アジアで11月下旬に甚大な水害が発生した。両国での死者数が800人を超え、復旧・救助活動が続く中、気候変動やリスク管理の専門家は豪雨対策の見直しが急務だと指摘する。タイ南部では「300年に一度の洪水」などとも言われ、赤道近くのインドネシアでは台風が発生しにくいとされてきたが、想定外の被害が出た。両国政府にとって、不可抗力の「損失と損害」への支援や、大規模災害に対応できるインフラ投資予算の確保などが課題となる。【京正裕之】