障害がある作家が描くアート作品のライセンス事業を手がける日本のスタートアップ企業 、ヘラルボニー(盛岡市)が10月、タイの首都バンコクを訪れた。海外事業拡大を狙う、同社の代表取締役・共同最高経営責任者(Co―CEO)を務める松田崇弥氏は、タイの同業アートストーリーを訪問。アートストーリーもタイ国内での企業コラボレーションを通じて障害のある作家が生計を立てられるよう事業を手がけている。タイでの障害者就労率は約2割で、特に知的障害のある人ではさらに低い。専門家は、多様性の包摂を前提に、障害に対する考え方の変化や職場への制度導入が必須だと説明する。