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PM2.5濃度を日本並みに

大気汚染、改善は長期課題(上)

タイ政府は微小粒子状物質「PM2.5」濃度(1立方メートル当たり)の環境基準値を日本と同じ「年平均15マイクログラム以下」に定め、大気汚染の改善に取り組んでいる。だが、主要汚染源である自動車の排ガスや北部・近隣国の野焼きを大幅に減らすことは容易ではなく、抜本的な改善には10年単位の時間を要する見込みだ。今年も例年同様、首都バンコクや北部チェンマイで深刻な大気汚染が頻発している。本企画では2回に分けて、現状と課題を掘り下げる。