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【年始インタビュー】チョ氏騒動は没落の始まり

左派論客の陳氏、文政権を語る

任期が残り1年半を切った文在寅(ムン・ジェイン)政権が求心力を失いつつある。昨年4月の総選挙では革新(進歩)系与党「共に民主党」が圧勝したものの、検察改革を巡って尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長と秋美愛(チュ・ミエ)法相が対立し、政権内の混乱が顕著になった。左派論客の陳重権(チン・ジュングォン)氏は、文大統領が一昨年に世論の反対を押し切って親族のスキャンダルが取り沙汰されたチョ・グク氏を法相に任命した時点から、すでに民心離れが始まっていたと分析する。