首都ハノイで個人用車両が急速に増加し、渋滞が深刻化している。ＶＮエクスプレスが報じた。
ハノイ市公安（警察）によると、１～８月に新たに登録された車両は1…

ベトナム

首都ハノイで個人用車両が急速に増加し、渋滞が深刻化している。ＶＮエクスプレスが報じた。
ハノイ市公安（警察）によると、１～８月に新たに登録された車両は18万2,000台余り（うち自動車が３万9,000台余り、バイクが14万3,000台）に上り、累計の登録車両は550万台近く（うち自動車が53万5,000台近く、バイクが490万台余り）に達した。これに加え、近隣地方で登録された車両が市内を走行している。
さらにインフラ整備で道路の43カ所に工事用フェンスが設置されている。特に都市鉄道２路線や環状１号線と環状２号線の工事は長期にわたり、交通の妨げになっている。
運輸省交通安全部のグエン・バン・タック部長は、2018年に都市鉄道２路線が完成すれば交通状況が改善するとの見通しを示し、その時には市が個人用車両の増加抑制策と公共交通機関の利用奨励策を取る必要があるとした。
一方、ベトナム自動車運輸協会のタン・バン・タイン副会長は、渋滞は市の交通管理手法が効果を上げていないことや都市鉄道工事の遅れが原因と指摘。個人用車両を制限するならば、それに代わる公共交通機関を整備すべきだと主張した。

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