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労働党、CEPAの紛争解決条項改正要請か

オーストラリアの与党保守連合(自由党・国民党)政権がインドネシアと先に締結した包括的経済連携協定(IA―CEPA)について、最大野党労働党が、議会での批准を前に投資家対国家の紛争解決(ISDS)条項の削除などを含む改正を求める可能性が浮上している。労働党は年末にインドネシア政府に対し、党の方針としてISDS条項を削除する可能性があることを伝えていたようだ。場合によってはIA―CEPAの批准には遅れが生じ、農産物や教育など恩恵の見込まれている業界への影響も懸念される。12日付オーストラリアンが伝えた。