日本【食とインバウンド】米大統領選挙とムスリム旅行市場への影響第65回観光観光2024年の米大統領選挙でトランプ氏が勝利し、来年1月に再び大統領に就任することが決定しました。前政権で実施された「トラベルバン」などの厳しい入国制限が再…
日本【食とインバウンド】ムスリム客に選ばれる情報開示法第64回観光観光文化・宗教外食・飲食インバウンド市場で東南アジア諸国連合(ASEAN)の存在感が増しています。日本政府観光局(JNTO)によれば、2024年1~6月のASEAN主要6ヵ国(イ…
日本【食とインバウンド】MICE誘致に必要な食第63回観光食品・飲料観光先月、日本の国際会議の開催数が世界基準ではそれほど多くないという報道がインバウンド業界で話題になりました。報道の焦点はカウント方法の違いにありましたが…
日本【食とインバウンド】 ハラールとヴィーガン、どちらから対応するべきか第62回経済マクロ経済食品・飲料観光文化・宗教政策・法律・規制外食・飲食全国の飲食事業者向けにフードダイバーシティ(食の多様性)対応セミナーを開催すると、「ハラール(イスラム教徒も食せる)とヴィーガン(動物性を摂らない)、…
日本【食とインバウンド】インバウンド客の地方分散策第61回経済マクロ経済観光文化・宗教政策・法律・規制2024年の訪日外国人旅行者数は3,500万人、旅行消費額は8兆円で過去最高。そして、政府目標である2030年の訪日客数6,000万人、旅行消費額15兆円の達成も視野に入…
日本【食とインバウンド】好機を逃し続ける日本の対外観光政策第60回観光観光先日、2024年の「GMTI(グローバル・ムスリムトラベル・インデックス)※1」が発表されました。ムスリム(イスラム教徒)に優しい「ムスリムフレンドリー」…
日本【食とインバウンド】 食文化を軸とした日本のインクルーシブツーリズム第59回観光食品・飲料観光新年度に入ってからインバウンド業界ではインクルーシブツーリズムという言葉を見聞きする機会が増えています。これは観光庁が今年度予算で事業化している訪日客…
日本【食とインバウンド】 国産牛肉のお得意様は海外客第58回観光食品・飲料農林・水産観光先月の本コラムではイスラム諸国における肥満と糖尿病の問題を考察しました。今月はその続きとして、ムスリム(イスラム教徒)の食の嗜好に焦点を当て、その食文…
日本【食とインバウンド】 糖尿病と日本の食第57回観光食品・飲料観光先月、私は1年ぶりにシンガポールと4年半ぶりにクアラルンプール(マレーシア)を訪れました。その際、肥満の人々が以前にも増して目立つように感じました。コ…
日本【食とインバウンド】日本のインバウンド市場は10倍になる第56回観光観光文化・宗教外食・飲食訪日客の消費が新型コロナウイルス禍前を超えました。2023年の訪日客数は2,506万人と前年から6.5倍増で、コロナ禍前の2019年の8割に回復しました。旅行消費額は…
日本【食とインバウンド】環境と食から見る選挙の年第55回観光観光外食・飲食今年2024年は世界人口の半数を超える国々で選挙が実施される「史上最大の選挙の年」と言われています。その代表例は米国です。トランプ前大統領が前評判以上の快…
日本【食とインバウンド】来年度予算は食対応に焦点第54回観光食品・飲料観光予算を見れば国が何にいくらお金を使おうとしているのかがわかります。インバウンド業界も例外ではありません。まだ比較的新しいこの分野ではその影響力は大きい…
日本【食とインバウンド】訪日客の消費額に変化あり第53回観光食品・飲料観光今年10月の訪日客数は251万6,500人に達し、単月で初めてコロナ禍前の水準を上回りました。昨年10月に日本政府が水際対策を緩和してから約1年、インバウンドの回…
日本【食とインバウンド】 人手不足問題解決に近道はない第52回観光食品・飲料観光外食・飲食人手不足の問題が深刻化しています。日本旅行業協会(JATA)の発表(※1)によれば、「インバウンド観光客受け入れを再開した現在、受け入れに際して課題は…
日本【食とインバウンド】朝食難民が増加中第51回観光食品・飲料観光文化・宗教外食・飲食美味しい朝食が食べられるのはどこか――。先日シンガポールから福岡へ訪問されたお客様からお問い合わせがありました。聞くと、「ホテルのビュフェに飽きた」と…
日本【食とインバウンド】 需要はあるのに供給なし第50回観光食品・飲料農林・水産観光文化・宗教外食・飲食中国が日本産水産物を禁輸――。予想されていたことではありましたが、このニュースは日本の食品業界に大きな影響を与えています。なぜなら、中国・香港は日本食…
日本【食とインバウンド】 訪日ムスリムが一番食べたいもの第49回観光食品・飲料観光外食・飲食「ハラールWAGYUを食べたい。」 私の経験上からもデータからも、訪日ムスリム(イスラム教徒)が日本で一番食べてみたいのは、ハラール(イスラム教徒も食せる)…
日本【食とインバウンド】フードダイバーシティ対応セミナー第48回観光観光文化・宗教外食・飲食食に特定のルーツを持つ人たちへの対応が少しずつ広がっています。ハラール(イスラム教徒も食せる)、ベジタリアン(菜食主義者)、ヴィーガン(動物性のものを…
日本【食とインバウンド】ムスリム女性の活躍第47回観光食品・飲料観光政策・法律・規制先日、私はオンラインで開催されたWIEF(1 World Islamic Economic Forum Foundation=世界イスラム経済フォーラム)内のパネルディスカッションに登壇しまし…
日本【食とインバウンド】「まさかの時代」の生き残り策第46回観光食品・飲料農林・水産観光文化・宗教インバウンド(訪日観光客)が急回復しています。その中で、食の多様性(フードダイバーシティ)に対する問い合わせも増えており、フードダイバーシティ対応に関…
日本【食とインバウンド】ラマダンは楽しい第45回観光食品・飲料観光文化・宗教今月22日からラマダンが始まりました。ラマダンとはイスラム暦第9月のことです。日本では断食のイメージが強いのですが、多くのムスリム(イスラム教徒)は「1年…
日本【食とインバウンド】ムスリム客対応の本質第44回観光観光文化・宗教外食・飲食「ムスリム(イスラム教徒)対応は難しい」「ハラール(イスラム教の戒律で許されたもの)対応は手間がかかりすぎる」――。東南アジアからの訪日客が回復傾向に…
日本【食とインバウンド】値上げラッシュは代替食品普及の契機第43回食品食品・飲料保健医療農林・水産観光小売り外食・飲食昨年から市場関係者を悩ませているのがコスト高です。その主因となっている人手不足については先月解説しましたが、同じく大きな要因となっているのが食品の値上…
日本【食とインバウンド】人口減少の中でのインバウンド対応第42回食品食品・飲料観光外食・飲食約2年半ぶりに本格再開となったインバウンド。訪日客もちらほら見かけるようになり、市場は徐々に回復しているように見えます。でも実は、現場は人手が足らずに…
日本【食とインバウンド】日本のハラール市場は再始動するか第41回食品食品・飲料観光文化・宗教前回、訪日を予定しているムスリム(イスラム教徒)旅行者のアンケート結果を解説しました。すると、「ハラール(イスラム教の戒律で許されたもの)ブームは再燃…
日本【食とインバウンド】ムスリム旅行者の動向第40回食品食品・飲料観光文化・宗教訪日団体旅行が解禁されて約3カ月、個人旅行解禁から約3週間が経過しました。インバウンド復活への期待が高まる中、全国旅行支援も相まって、観光業界は一気に…
日本【食とインバウンド】健康意識が高まるシンガポール食品食品・飲料第39回 先日私はシンガポールを訪問しました。3年ぶりに開催された食品展示会『FHA 2022』に出展するためです。その会場で目撃したのは新型コロナウイルス禍…
日本【食とインバウンド】代替食品の最新事情食品食品・飲料第38回 代替食品が広がりを見せています。日本では代替肉、特に大豆ミートが普及していますが、昨今はソーセージ、ハムも人気になっています。海外では国境封鎖…
日本【食とインバウンド】インフレで変わる日本の食卓食品貿易統計食品・飲料農林・水産第37回 インフレ率8.8%。先日経済開発協力機構(OECD)は、今年の経済見通しを発表しました。それによると、OECD全体の実質国内総生産(GDP)の伸…
日本【食とインバウンド】日本のハラールトラベル2.0観光観光第36回 先日、今年の「GMTI(グローバル・ムスリムトラベル・インデックス ※1)」が発表されました。イスラム教徒(ムスリム)に優しい「ムスリムフレンド…
日本【食とインバウンド】ウェルネス観光食品食品・飲料保健医療観光第35回 日本への渡航規制の緩和が発表された今月、私のもとに複数の友人から問い合わせがありました。「日本へ観光に行きたい」「企業訪問をアレンジしてもらえ…
日本【食とインバウンド】 学校給食でもプラントベース食品食品・飲料空運教育第34回 プラントベース(植物性)食品が学校でも広がり始めています。今年2月、米国ニューヨーク市は市内の公立学校で毎週金曜日にプラントベースの給食を提供…
アジア【食とインバウンド】注目度高まるプラントベース食品食品マクロ経済統計食品・飲料農林・水産観光イベント第33回 先日アジア最大級の食品展示会であるフーデックス・ジャパン2022(第47回国際食品・飲料総合展示会)が開催されました。出展者数は1,485社。昨年より規…
アジア【食とインバウンド】コロナ下でのハラール対応の現状サービス食品・飲料外食・飲食第32回 新型コロナウイルスの感染拡大に対し、WHO(世界保健機関)が緊急事態宣言を出してから2年が経過しました。その間、本コラムでは特にプラントベース…
アジア【食とインバウンド】 拡大を続けるアレルギー対応市場食品食品・飲料保健医療その他サービス外食・飲食第31回 企業のCSOと言うとこれまではChief Strategy Officer(最高戦略責任者)を指していました。それが昨今はChief Sustainability Officer(最高サステ…
アジア【食とインバウンド】Z世代が動かす市場サービス統計食品・飲料その他サービス観光外食・飲食第30回 2年前の本コラムで私は「2020年はプラントベースフード(植物性食品)が市民権を得る』と予想しました。当時すでに世界で急拡大していたプラントベー…
アジア【食とインバウンド】国際会議でも「プラントベース」サービス食品・飲料その他サービス観光社会一般環境イベント外食・飲食第29回 「採択までのプロセスについて深くお詫びします」――気候変動対策を協議するCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)は、シャーマ議長の…
アジア【食とインバウンド】拡大する「サスティナブルツーリズム」サービス食品・飲料その他サービス観光環境外食・飲食第28回 「観光需要は2022年に再び戻ってくる。」世界観光機関(UNWTO)がそう予測したのは今年6月のことでした。あれから4カ月。世界は今パンデミック…
アジア【食とインバウンド】発酵食品は「第3の代替タンパク質」食品食品・飲料その他サービス社会一般環境外食・飲食第27回 発酵が世界から注目されています。日本から海外へ輸出される発酵食品は過去10年間で約2倍に拡大しているほか、海外では有名レストランがこぞって発酵…
アジア【食とインバウンド】政治と一般消費者の温暖化対策食品食品・飲料その他サービス観光文化・宗教外食・飲食第26回 国連が地球温暖化に関する報告書を8年振りに公表しました。近年世界のあちこちで多発している熱波や豪雨を「極度の現象」と称して、「今後頻発する可…