BOPビジネス解剖 未来の中間層を狙え
世界に40億人以上と言われる低所得層「BOP(ベース・オブ・ピラミッド)」。アジアやアフリカの新興国に散らばる彼らの生活改善は、従来の開発援助や慈善的な寄付ではなく、持続可能なビジネスでしか実現できない――。日本企業は、中間層や高所得者層のみをターゲットにした発想、戦略が根強い。世界各地で厳しい競争に直面している今、将来を見越して新たな市場の創造、開拓、育成に取り組むべきではないか。アジア各地で行われているBOPビジネスの事例をひもとくことで、参入のヒントを探ります。