カンボジア経済通信

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「地雷」「内戦」「貧困」──。カンボジアと聞いて、日本人が普通に持つイメージだ。しかし、今や首都プノンペンでは高層ビルの建設ラッシュが進み、プノンペン周辺の縫製工場では日本向け激安ジーンズも生産されている。中国やタイ、ベトナムでの労賃上昇の他国の投資環境の悪化の中で、カンボジアの日系企業の進出ラッシュが続いている。そんなカンボジアの政治・経済・社会のホットな最新情報とともに、時には解説も加えながらカンボジアを生かしたビジネスに直結するヒントを提供していく。

筆者紹介

鈴木 博(すずき ひろし)
海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。
ブログ「カンボジア総合研究所」

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【カンボジア経済通信】フィンテックやオンライン医療が進展 第373回(09/17)

日本が全面的に協力して開業したプノンペンの「サンライズ病院」。さまざまな取り組みを行っている=筆者撮影(2016年)
日本では、貧困で遅れているとのイメージが強いカンボジアだが、ITやフィンテック(ITを活用した金融サ…

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【カンボジア経済通信】初の金鉱山生産開始、海上油田開発は暗礁に乗り上げ 第372回(08/20)

首都プノンペン市内のガソリンスタンド。ガソリン類は100%輸入に頼っている=2020年10月(筆者撮影)
経済発展が著しいことで注目されているカンボジアは、天然資源にも恵まれている。カンボジア東北部の山岳地…

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【カンボジア経済通信】米中対立で板挟み 「親中派」のカンボジア 第371回(07/16)

プノンペンを流れるメコン川。青い水のメコン川に茶色い水のトンレサップ川が合流していく=2021年1月(筆者撮影)
米国と中国との対立が激化している中で「親中派」といわれるカンボジアに対しても、米国の圧力が強まってい…

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【カンボジア経済通信】フィンテックが発展、日本企業も注目 第370回(06/18)

商業銀行最大手のアクレダ銀行本店。モバイルバンキングの旗手でもある=2021年5月、プノンペン(筆者撮影)
日本では、貧困で遅れているとのイメージが強いカンボジアだが、ITやフィンテック(ITを活用した金融サ…

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【カンボジア経済通信】国際機関の経済予測、 新型コロナからの回復に期待 第369回(05/21)

新型コロナ対策で閉鎖されたプノンペンのセントラルマーケット=2021年4月(筆者撮影)
2021年春の国際機関の経済予測が出そろった。世界銀行、国際通貨基金(IMF)、アジア開発銀行(ADB)…

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【カンボジア経済通信】国道2号線や新空港の工事現場を見学 第368回(04/23)

国道2号線と環状3号線の交差点の立体交差化工事の様子=2021年2月(筆者撮影)
2月20日、みずほ銀行プノンペン出張所主催の見学会で、カンボジア初の牛乳工場である「Kirisu Farm」の工場…

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【カンボジア経済通信】電力需給一息つく、太陽光発電にも期待 第367回(03/19)

プノンペン南部で建設が進む高圧送電線用の鉄塔=2021年2月(筆者撮影)
2019年の計画停電に懲りて、カンボジアでは発電所の建設や送電網の整備が進められている。20年は新型コロナ…

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【カンボジア経済通信】アジア諸国への日系投資、意欲減退 第366回(02/19)

建設投資が続くプノンペン中心部=2021年1月(筆者撮影)
日本貿易振興機構(ジェトロ)と国際協力銀行(JBIC)は毎年、海外に進出している日系企業に対してアン…

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【カンボジア経済通信】フィンテックやeコマースが急速に発展 第365回(01/15)

イオンモールの携帯電話売り場。中国製スマートフォンが席巻している=2020年12月、プノンペン(筆者撮影)
カンボジアがフィンテック(ITを活用した金融サービス)などのイノベーション産業を振興している。2020年…

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【カンボジア経済通信】自由貿易協定の調印続く、効果は未知数 第364回(2020/12/18)

カンボジアからの輸出を支える南部のシアヌークビル港。日本の円借款により整備された=2019年12月(筆者撮影)
カンボジアを含む東南アジア諸国連合(ASEAN)は、域内でのASEAN物品貿易協定(ATIGA)によ…

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【カンボジア経済通信】国際機関の経済予測 新型コロナの影響深刻 第363回(2020/11/20)

ビルの建設工事が目立つプノンペン中心部=2020年10月(筆者撮影)
2020年秋の国際機関の経済予測が出そろった。アジア開発銀行(ADB)、世界銀行、国際通貨基金(IMF)…

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【カンボジア経済通信】日本と官民合同会議、両国の良好な関係継続へ 第362回(2020/10/16)

第20回官民合同会議の様子=2020年9月(筆者撮影)
日本とカンボジアは、友好と協力の歴史がある。長く続いた内戦を終結させるための和平工作、さまざまな意見…

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【カンボジア経済通信】イノベ産業振興、「かえる跳び」狙う 第361回(2020/09/25)

カンボジア中央銀行が試験運用している中銀デジタル通貨「バコン」=2020年9月(筆者撮影)
2015年に策定されたカンボジア産業開発政策では、外資誘致と地場中小企業育成を図り、その次のステップとし…

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【カンボジア経済通信】新型コロナの経済対策 第360回(2020/08/28)

入店客の体温検査のため赤外線サーモグラフィを導入したイオンモール=2020年8月、プノンペン(筆者撮影)
カンボジアでは、新型コロナウイルスの国内での感染は抑え込みに成功している。海外からの帰国・入国者から…

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【カンボジア経済通信】成長率予測、軒並みマイナスに引き下げ 第359回(2020/07/17)

プノンペンで見かけた移動式の帽子屋。インフォーマル経済は大きな打撃を受けている = 2020年5月(筆者撮影)
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、カンボジア政府、世界銀行、アジア開発銀行(ADB)などが、カ…

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【カンボジア経済通信】証券取引所、株式・債券上場で活況に 第358回(2020/06/19)

カンボジア証券取引所に株式を上場したアクレダ銀行本店=2020年4月(筆者撮影)
カンボジア証券取引所(CSX)は設立以来、株価、出来高共に低迷が続いてきたが、2019年から市場が活発化…

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【カンボジア経済通信】新型コロナ影響深刻 GDPマイナス成長も 第357回(2020/05/15)

首都プノンペンのセントラルマーケットの様子。閉鎖されている店も多い=2020年5月(筆者撮影)
2020年春の国際機関の経済予測が出そろった。アジア開発銀行(ADB)、世界銀行、国際通貨基金(IMF)…

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【カンボジア経済通信】クメール正月休日延期、移動規制も 第356回(2020/04/17)

プノンペン市内のスーパーマーケットの様子。棚の空きが目立つ= 2020年4月筆者撮影
世界中で大きな問題となっている新型コロナウイルス感染症は、カンボジア経済にも大きな影響を与えつつある…

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【カンボジア経済通信】新型コロナが大きな重荷に 経済に暗雲 第355回(2020/03/20)

プノンペン北部のモスク。マレーシアでのイスラム教の行事の参加者から感染者がでているため、礼拝集会の禁止が通達されている=2020年3月(筆者撮影)
世界中で大きな問題となっている新型コロナウイルスは、カンボジア経済にも大きな影響を与えつつある。カ…

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【カンボジア経済通信】特恵関税問題と新型肺炎が重荷に 第354回(2020/02/21)

電力需給がひっ迫する中で、昨年末に増設工事が完了した南部シアヌークビル郊外の石炭火力発電所= 2019年12月(筆者撮影)
国際通貨基金(IMF)は、2019年12月にカンボジア経済に関する報告書を発表した。20年のカンボジア経済…

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