カンボジア経済通信

Khm economy icon
「地雷」「内戦」「貧困」──。カンボジアと聞いて、日本人が普通に持つイメージだ。しかし、今や首都プノンペンでは高層ビルの建設ラッシュが進み、プノンペン周辺の縫製工場では日本向け激安ジーンズも生産されている。中国やタイ、ベトナムでの労賃上昇の他国の投資環境の悪化の中で、カンボジアの日系企業の進出ラッシュが続いている。そんなカンボジアの政治・経済・社会のホットな最新情報とともに、時には解説も加えながらカンボジアを生かしたビジネスに直結するヒントを提供していく。

筆者紹介

鈴木 博(すずき ひろし)
海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。
ブログ「カンボジア総合研究所」

すべての文頭を開く

【カンボジア経済通信】国際機関が「好調」予測 第339回(11/16)

高層ビルが次々に建設されている首都プノンペン=2018年7月(筆者撮影)
2018年秋の国際機関の経済予測が出そろった。アジア開発銀行(ADB)、世界銀行、国際通貨基金(IMF)…

続きを読む

【カンボジア経済通信】中銀がフィンテック導入促進 第338回(10/19)

その色から「赤い銀行」とも呼ばれるカンボジア中央銀行(筆者撮影)
カンボジアは高度に米ドル化した経済であり、市中現金の8割以上、預金の9割以上が米ドル建てになっている…

続きを読む

【カンボジア経済通信】総選挙、欧米は批判強める 第337回(08/17)

トラックの荷台などに乗って選挙運動する与党・カンボジア人民党の支持者ら=2018年7月(筆者撮影)
8月6日、国際的格付機関の米ムーディーズは「与党・カンボジア人民党の総選挙圧勝がドナーからの経済支援…

続きを読む

【カンボジア経済通信】マクロ経済・金融セクターは順調 第336回(07/27)

ビルの建設ラッシュで開発が進む首都プノンペン=2018年7月(筆者撮影)
カンボジア中央銀行は、通貨制度と金融制度の改善努力を続けている。カンボジア経済は、高度に米ドル化した…

続きを読む

【カンボジア経済通信】港湾都市シアヌークビルの現状 第335回(06/15)

中国資本によるコンドミニアムやカジノの建設が目立つシアヌークビル=2018年4月(筆者撮影)
今年4月、1年ぶりに南部の港湾都市シアヌークビルに行って驚いたのは、本当に「中国化」が進んでいること…

続きを読む

【カンボジア経済通信】国際3機関が経済予測を公表 第334回(05/18)

国際原油価格の上昇を受け、カンボジア国内のガソリン価格も上昇している=プノンペン、2018年5月(筆者撮影)
2018年春のアジア開発銀行(ADB)、世界銀行、国際通貨基金(IMF)の3機関による経済予測が出そろっ…

続きを読む

【カンボジア経済通信】中国後ろ盾に強権政治 第333回(04/20)

経済発展著しいプノンペン市内に建つ高層ビル=4月(筆者撮影)
カンボジアで2月25日に上院議員選挙が行われた。最大野党であった救国党が解党され、党首も逮捕されている…

続きを読む

【カンボジア経済通信】内戦で破壊、鉄道の再整備進む 第332回(03/16)

鉄道新線のプノンペン空港駅の工事現場=2018年3月14日(筆者撮影)
首都プノンペンとタイ国境のポイペトを結ぶ鉄道北線のうち、タイ国境からシソポン近郊までの約60キロメート…

続きを読む

【カンボジア経済通信】中国首相が訪問、大盤振る舞い続く 第331回(02/16)

シアヌークビルやベトナムからの電力を首都に配電するプノンペン西変電所=2016年11月(筆者撮影)
カンボジアを訪問した中国の李克強首相とフン・セン首相が会談し、総額18億人民元(約308億円)規模の覚書計…

続きを読む

【カンボジア経済通信】投資に前向き、日系調査 第330回(01/19)

タイ国境近くのポイペトで豊田通商が建設したテクノパーク。「タイプラスワン」の製造業を誘致している=2016年11月(筆者撮影)
日本貿易振興機構(ジェトロ)、国際協力銀行(JBIC)では毎年、海外に進出している日系企業に対してア…

続きを読む

【カンボジア経済通信】投資環境、事業開始手続きなど課題 第329回(2017/12/15)

ベトナム国境の南東部スバイリエン州バベットで列を作るコンテナトラック=2015年8月(筆者撮影)
カンボジア経済の重要なエンジンである労働集約型製造業は、日系企業などによる海外直接投資(FDI)の流…

続きを読む

【カンボジア経済通信】十年一昔、経済成長の軌跡 第328回(2017/11/24)

10年前のプノンペン経済特区。当時は門だけが完成していたが、現在は約80社が入居している=2007年11月(筆者撮影)
筆者はちょうど10年前の2007年11月3日にカンボジアに着任した。あっという間の10年だったが、カンボジア経…

続きを読む

【カンボジア経済通信】国際3機関、高い経済成長を予測 第327回(2017/11/10)

高い経済成長を続けるカンボジアの高層ビル=2017年11月、プノンペン(筆者撮影)
2017年秋の国際機関の経済予測が出そろった。アジア開発銀行(ADB)、世界銀行、国際通貨基金(IMF)…

続きを読む

【カンボジア経済通信】中銀が38周年記念式典 第326回(2017/10/27)

日本政府の円借款により整備されたシアヌークビル港のコンテナターミナル=2017年2月(筆者撮影)
10月8日、カンボジア中央銀行のカンボジア国立銀行(NBC)は、再創立38周年を祝う式典を開催した。大虐…

続きを読む

【カンボジア経済通信】海上油田の開発が前進 第325回(2017/10/13)

カンボジアの給油所では輸入されたガソリンのみが売られている=2016年9月、プノンペン(筆者撮影)
カンボジアの沖合のタイ湾やカンボジア中央部のトンレサップ湖周辺には、原油の埋蔵が確認されている。この…

続きを読む

【カンボジア経済通信】日本が開発協力方針を発表 第324回(2017/09/29)

日本の支援で完成し、「南部経済回廊」の一部でもある国道1号線=2017年9月(筆者撮影)
日本の外務省は8月、カンボジアを含む外国への支援方針を示した「国別開発協力方針(旧国別援助方針)」を…

続きを読む

【カンボジア経済通信】中銀が脱米ドル化に慎重論 第323回(2017/09/15)

故シアヌーク国王の若き日の写真が使われているカンボジアの2,000リエル札=2013年(筆者撮影)
最大野党・救国党は、2018年7月の総選挙で勝利した場合、自国通貨リエルの普及拡大を目指す「脱米ドル化」…

続きを読む

【カンボジア経済通信】中銀が年次報告書 第322回(2017/09/01)

好調な輸出を支えるシアヌークビル港=2017年2月(筆者撮影)
8月4日、カンボジア中央銀行は2016年度の年次報告書を発表した。国内外の経済状況や金融政策、国際収支、…

続きを読む

【カンボジア経済通信】電力セクターの改善に向けて 第321回(2017/08/18)

シアヌークビル近郊のスタンハウ石炭火力発電所=2016年2月(筆者撮影)
カンボジアでは、南部シアヌークビル近郊で石炭火力発電所、南部ココン州や西部プルサット州、北部ストゥン…

続きを読む

【カンボジア経済通信】不動産投資信託の導入へ調査 第320回(2017/08/04)

カンボジア内戦前の日本の協力事業に関するENJJ特別勉強会=2017年7月(筆者撮影)
カンボジア証券取引所(CSX)は、不動産投資信託(REIT:リート)の導入に関する準備調査を開始した。…

続きを読む

すべての文頭を開く

NNAからのご案内

出版物

SNSアカウント

各種ログイン