カンボジア経済通信

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「地雷」「内戦」「貧困」──。カンボジアと聞いて、日本人が普通に持つイメージだ。しかし、今や首都プノンペンでは高層ビルの建設ラッシュが進み、プノンペン周辺の縫製工場では日本向け激安ジーンズも生産されている。中国やタイ、ベトナムでの労賃上昇の他国の投資環境の悪化の中で、カンボジアの日系企業の進出ラッシュが続いている。そんなカンボジアの政治・経済・社会のホットな最新情報とともに、時には解説も加えながらカンボジアを生かしたビジネスに直結するヒントを提供していく。

筆者紹介

鈴木 博(すずき ひろし)
海外経済協力基金、国際協力銀行等で途上国向け円借款業務を約30年。2007年からカンボジア経済財政省上席顧問エコノミスト。2010年カンボジア総合研究所設立。日本企業とカンボジアの開発のWin-Win関係を目指して、経済調査、情報提供を行っている。
ブログ「カンボジア総合研究所」

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【カンボジア経済通信】上半期の観光市場、明暗分かれる 第349回(09/20)

中国資本でカジノやホテルが続々と建設されているシアヌークビル=2018年12月(筆者撮影)
2019年上半期(1~6月)のカンボジアへの観光客数は、順調に増加した。ビーチリゾートで中国化が進む南…

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【カンボジア経済通信】金融セクター、健全な発展を目指す 第348回(08/16)

カンボジア中央銀行の外観。間もなく高層ビルに生まれ変わる予定=プノンペン(筆者撮影)
カンボジアの中央銀行であるカンボジア中央銀行(カンボジア国立銀行=NBC)は、通貨制度、金融制度の改…

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【カンボジア経済通信】首相が訪日、日本からの投資を期待 第347回(07/19)

中国などによる不動産投資で建設工事が目白押しのプノンペン市内=2019年6月(筆者撮影)
カンボジアのフン・セン首相は、5月末に日本を訪問した。安倍首相との首脳会談、日本経済新聞社主催の国…

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【カンボジア経済通信】ファーウェイの支援受け5G導入へ 第346回(06/21)

プノンペン国際空港に並ぶ携帯電話サービス各社のSIMカード販売店=2018年8月(筆者撮影)
4月25日~27日に中国・北京で開催された第2回一路一帯会議に参加したカンボジアのフン・セン首相は、第5…

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【カンボジア経済通信】国際機関、経済の好調続くと予測 第345回(05/17)

好調な海外直接投資により多くの工場が進出しているプノンペン経済特区=2019年3月(筆者撮影)
2019年春のアジア開発銀行(ADB)、世界銀行、国際通貨基金(IMF)の3機関の経済予測が出そろった。…

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【カンボジア経済通信】大規模計画停電、経済への影響を懸念 第344回(04/19)

シアヌークビル郊外の石炭火力発電所では増設工事が進んでいた=2018年4月、シアヌークビル州(筆者撮影)
カンボジアの電力セクターの整備は一歩ずつ進められ、2018年には輸入電力の割合も15%にまで低下してきた。…

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【カンボジア経済通信】EU、特恵関税制度の停止に動く 第343回(03/15)

1キログラム当たり80円~100円程度の商品が多いプノンペンのコメ販売所=2018年12月(筆者撮影)
2018年7月の下院議会選挙に関連し、最大野党の党首を逮捕するなど、強権的な対応を取ったカンボジアのフン…

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【カンボジア経済通信】IMFとAMRO、経済好調も制裁リスク指摘 第342回(02/15)

欧州方面への輸出を支えるシアヌークビル自治港のコンテナターミナル=2018年12月(筆者撮影)
国際通貨基金(IMF)と、アジア版IMFともいえる東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)…

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【カンボジア経済通信】日系企業は投資に前向き、ジェトロ・JBICの調査 第341回(01/25)

多くの高層ビルの建設工事が続くプノンペン中心部=2018年12月(筆者撮影)
日本貿易振興機構(ジェトロ)、国際協力銀行(JBIC)は毎年、海外に進出している日系企業に対してアン…

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【カンボジア経済通信】モンドルキリなど北東部州を巡る 第340回(2018/12/21)

素晴らしい景観が楽しめるモンドルキリ州の「森の海」=2018年11月(筆者撮影)
カンボジア北東部、モンドルキリ州、ラタナキリ州、ストゥントゥレン州、クラチエ州、コンポンチャム州など…

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【カンボジア経済通信】国際機関が「好調」予測 第339回(2018/11/16)

高層ビルが次々に建設されている首都プノンペン=2018年7月(筆者撮影)
2018年秋の国際機関の経済予測が出そろった。アジア開発銀行(ADB)、世界銀行、国際通貨基金(IMF)…

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【カンボジア経済通信】中銀がフィンテック導入促進 第338回(2018/10/19)

その色から「赤い銀行」とも呼ばれるカンボジア中央銀行(筆者撮影)
カンボジアは高度に米ドル化した経済であり、市中現金の8割以上、預金の9割以上が米ドル建てになっている…

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【カンボジア経済通信】総選挙、欧米は批判強める 第337回(2018/08/17)

トラックの荷台などに乗って選挙運動する与党・カンボジア人民党の支持者ら=2018年7月(筆者撮影)
8月6日、国際的格付機関の米ムーディーズは「与党・カンボジア人民党の総選挙圧勝がドナーからの経済支援…

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【カンボジア経済通信】マクロ経済・金融セクターは順調 第336回(2018/07/27)

ビルの建設ラッシュで開発が進む首都プノンペン=2018年7月(筆者撮影)
カンボジア中央銀行は、通貨制度と金融制度の改善努力を続けている。カンボジア経済は、高度に米ドル化した…

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【カンボジア経済通信】港湾都市シアヌークビルの現状 第335回(2018/06/15)

中国資本によるコンドミニアムやカジノの建設が目立つシアヌークビル=2018年4月(筆者撮影)
今年4月、1年ぶりに南部の港湾都市シアヌークビルに行って驚いたのは、本当に「中国化」が進んでいること…

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【カンボジア経済通信】国際3機関が経済予測を公表 第334回(2018/05/18)

国際原油価格の上昇を受け、カンボジア国内のガソリン価格も上昇している=プノンペン、2018年5月(筆者撮影)
2018年春のアジア開発銀行(ADB)、世界銀行、国際通貨基金(IMF)の3機関による経済予測が出そろっ…

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【カンボジア経済通信】中国後ろ盾に強権政治 第333回(2018/04/20)

経済発展著しいプノンペン市内に建つ高層ビル=4月(筆者撮影)
カンボジアで2月25日に上院議員選挙が行われた。最大野党であった救国党が解党され、党首も逮捕されている…

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【カンボジア経済通信】内戦で破壊、鉄道の再整備進む 第332回(2018/03/16)

鉄道新線のプノンペン空港駅の工事現場=2018年3月14日(筆者撮影)
首都プノンペンとタイ国境のポイペトを結ぶ鉄道北線のうち、タイ国境からシソポン近郊までの約60キロメート…

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【カンボジア経済通信】中国首相が訪問、大盤振る舞い続く 第331回(2018/02/16)

シアヌークビルやベトナムからの電力を首都に配電するプノンペン西変電所=2016年11月(筆者撮影)
カンボジアを訪問した中国の李克強首相とフン・セン首相が会談し、総額18億人民元(約308億円)規模の覚書計…

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【カンボジア経済通信】投資に前向き、日系調査 第330回(2018/01/19)

タイ国境近くのポイペトで豊田通商が建設したテクノパーク。「タイプラスワン」の製造業を誘致している=2016年11月(筆者撮影)
日本貿易振興機構(ジェトロ)、国際協力銀行(JBIC)では毎年、海外に進出している日系企業に対してア…

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