17日から22日までの日程でニュージーランド（ＮＺ）とオーストラリアを訪れていた経団連ミッションの米倉弘昌会長は21日、シドニー市内のホテルで会見し、オーストラリアとの経済連携協定（ＥＰＡ）の交渉が大詰めを迎えている牛肉関税について「具体的な数字は言えないが、できるだけ下げていいのではないか」との見解を示した。日本の畜産業が高級路線で生き残ることを見据えたもの。同ミッションは前日に、オーストラリアのアボット首相やロブ貿易・投資相と会談。ＥＰＡや環太平洋連携協定（ＴＰＰ）の早期妥結を働きかけた。【ＮＮＡ豪州編集部】