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アニメの大型イベント盛況、ブース数2倍に

東南アジア最大規模のアニメの祭典「アニメフェスティバル・アジア(AFA)」が27~29日にシンガポールで開催された。8回目となる今年は出展ブース数が約200ブースと昨年の2倍近くに達し、物販会場は人気キャラクター商品を買い求める大勢の若者でにぎわった。日本のコンテンツを発信するともに、アニメ分野の専門知識習得を希望するアジアの若者の訪日を促す動きもみられた。

会場はサンテック・シンガポール国際会議・展示センター。電通と地場マーケティング会社SOZO、コンサートホール運営を手掛けるZeppライブ(東京都港区)が主催した。昨年は4階全フロアを会場としていたが、今年は初めて4階に加えて3階にもイベントスペースを拡大した。

AFAは、物販ブースが並ぶ「エキシビションエリア」、コスプレ大会や最新アニメ上映会などが行われる「ステージ」、東南アジア最大規模のJポップ・アーティスト・ライブが開催される「コンサート」の3本柱で構成。開幕初日から大勢の来場者がつめかけ、会場は熱気に包まれた。

エキシビションエリアでは、「ラブライブ!」「ワンピース」「機動戦士ガンダム」「新世紀エヴァンゲリオン」などの人気アニメをはじめとするキャラクター商品の物販ブースや、ポスター、しおりなどアニメファンが手作りした作品の販売コーナーがずらりと並んだ。アニメソングのカラオケ・ステージやゲームコーナー、コスプレの写真撮影ブースなども設けられた。

物販ブースを訪れた10代のシンガポール人男性は、「AFAに来たのは初めて。日本のアニメはネットで良く見ている。ラブライブ!が好きでキャラクター商品を探しにきた」と話した。

■初日に売り切れ続出

出版大手KADOKAWAは、「ラブライブ!」や「新世紀エヴァンゲリオン」、艦隊育成シミュレーションゲーム「艦隊これくしょん(艦これ)」といった日本で人気のキャラクター商品などを自社ブースで販売した。角川メディアハウス営業部の鳥山竜宏氏はNNAに対して、「AFAへの出展は初めて。AFAの来場者は中高生が中心ということで、市場動向を探るテストマーケティングと、正規品の販売促進を図るという狙いがある」と話した。同社ブースは、開幕初日の午後までに「新世紀エヴァンゲリオン」のTシャツや艦これのポスターなど、多くの商品が売り切れになるほどの盛況ぶりをみせた。

■アニメファン向け観光情報誌紹介

漫画やアニメ、ゲーム業界などで活躍できる人材を育成する専門学校、東洋美術学校(東京都新宿区)もAFAに初出展した。来年創立70周年を迎えるのを記念して発行した海外のアニメファン向け観光情報誌「トーキョー・ポップ・ガイド」をPRしたほか、同校卒業生の漫画家の作品紹介なども行った。中込大介副校長は「現在当校の留学生は学生全体の約10%。(今回の出展を機に)海外から当校に学びに来てもらう『インバウンド』を促進するとともに、将来はアジア地域でイラスト塾なども広めたい」と述べた。

日本の学校からは、アニメーション制作などを学べる京都情報大学院大学、京都コンピュータ学院もブースを出展した。

このほか会場では初の企画として、日本のお笑いを紹介するイベントも開催。吉本興業に所属する人気お笑いコンビ「チュートリアル」や、お笑いタレントの千原せいじさん、陣内智則さんらがステージに立ち、会場を盛り上げた。

AFAの来場者は、2008年の第1回の2万5,000人から、14年には約9万人まで増え、年々規模が拡大している。


関連国・地域: シンガポール日本
関連業種: メディア・娯楽マクロ・統計・その他経済

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