最近気になるアイツ。腰に拳銃をぶら下げ、人が来ればドアを開け閉めしてくれる、会社近くのあるコーヒーショップのガードマン。愛想はそれほど良いとはいえない、背がとても高く一見、威圧感があるのだが、彼を観察していると、そこらのガードマンに比べて機敏に動き、よく働く姿にいつも感心する。
客が来れば「グッドアフタヌーン、マム、サー」と声をかけながらドアを開け、客が残していったトレーも進んで片付ける。床に落ちたゴミを拾い、吸い殻を片付け、テーブルを元の位置に。
レストラン、コンドミニアム、スーパー……、どこにでもガードマンはいるが、大抵はドアの前に突っ立ち、与えられているであろう仕事を黙々とこなすタイプが多い。
今日もお昼を食べながら、彼の動きを盗み見る。帰り際、ドアを開けてくれた彼に「サンキュー!」とお礼を言った。(晶)
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