マレーシア自動車協会(MAA)は16日、11月の自動車販売は前年同月比8.6%増の4万8,702台だったと発表した。8、9、10月に続き4カ月連続でプラス成長となった。一方で生産はタイの洪水発生で部品供給が滞ったことなどが影響し、全体で2.5%減少した。
販売の内訳は、乗用車が8.6%増の4万2,754台、商用車が8.7%増の5,948台だった。乗用車販売は前月比では9%減少した。
生産は全体で前年同月比2.5%減の3万5,355台だった。内訳は乗用車が5.5%減の3万1,326台、商用車は28.8%減の4,029台だった。タイで発生した洪水の影響で部品供給が滞り、一部のメーカーで生産に影響が出たことなどで生産台数が減少した。
MAAは11月の自動車市況について、商用車の販売が堅調だったことなどがプラス成長につながったと分析している。
また1~11月の累計では、販売は前年同期比0.3%減の49万2,884台、生産は5.0%減の45万9,876台だった。販売の減少幅は1~10月と同じ0.3%を維持したものの、生産の減少幅は1~10月から0.2ポイント拡大した。
MAAは12月について、消費者が2012年モデルに向けて様子見に回ることやタイからの部品供給の不足が続くとみて、市況に大きな増減はないと予測している。
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