世界の221都市を対象とした生活水準ランキングで、マニラは昨年と同じく128位――。米国の人材コンサルタント会社マーサーが4日に発表した「2012年生活水準調査」で分かった。ABS―CBNが伝えた。
調査は各都市で9~11月に実施し、◇政治・社会環境◇経済環境◇社会文化環境◇医療・健康◇学校・教育◇公共サービス・輸送◇娯楽◇消費財◇住宅◇自然環境――の10分野39項目について評価した。
全体のトップはウィーン(オーストリア)で、2位がチューリヒ(スイス)、3位がオークランド(ニュージーランド)だった。アジアで最高位となったのはシンガポールの25位、次いで東京(44位)、神戸市(48位)、横浜市(49位)、大阪(57位)と日本の4都市が続いた。
マーサーは声明で、「アジア太平洋地域は、一部の都市でインフラ整備や公共サービスの著しい改善が見られる一方で、多くの都市は下位に位置しており、都市間の格差が顕著になっている」と指摘している。
一方、同日に発表された「2012年インフラ整備調査」では、マニラは221都市中120位とされた。全体のトップはシンガポール。アジアの都市では他に香港(6位)、横浜市(11位)、東京(32位)、名古屋市(41位)、神戸市(44位)、ソウル(韓国、50位)が50位内にランクされた。
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