遼寧省大連市に本社を置く大手不動産デベロッパー、大連万達集団の王健林・会長が、米国の有名ホテルチェーンと買収交渉中であることを明らかにした。5日付第一財経日報が伝えた。
買収交渉相手のホテルチェーン名は明らかにしていないが、既に中国国内でもホテル展開している企業という。王会長は、向こう10年間で米国に100億米ドル(約8,220億円)を投資し、ホテルのほか、小売りや商業向け不動産開発を行う予定だとした。
大連万達集団は上場を計画している。有名ホテルチェーンの買収で自社の資産価値を高めるほか、ホテル経営で利益拡大を目指す狙いがある。万達集団は中国国内で100軒近くのホテルを開業し、仏アコーホテルズ、米スターウッド・ホテル&リゾーツ・ワールドワイド、ハイアット ホテルズ&リゾーツなど世界の大手とも業務提携している。
大連万達集団は9月に米大手映画館チェーンのAMCエンターテインメントを26億米ドルで買収しており、海外展開を加速している。<全国>
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