チャンギ空港を運営・管理するチャンギ・エアポート・グループ(CAG)は26日、スイス・インターナショナル・エアラインズ(スイス航空)が来年チャンギ空港に再就航すると発表した。
来年5月に新しくシンガポール~チューリッヒ直行便を1日1便就航する。LX178便は毎日午後10時45分にチューリッヒ発、翌日午後5時10分にチャンギ着、LX179便は午後11時5分にチャンギ発、翌日午前6時10分にチューリッヒ着を予定している。機材はエアバスA340―300を用いる。
新航路の就航で、欧州向け輸送能力を拡大できるほか、チューリッヒを経由して欧州各地に、あるいはシンガポールにアクセスできることを強調した。
スイス航空の就航は4年ぶり。ピーク時には1日6便を運行していたが、2009年4月のシンガポール発、タイ・バンコク経由のチューリッヒ行きを最後にチャンギ空港から撤退していた。世界金融危機の影響で金融関係者らの利用が多かったファーストクラスやビジネスクラスの搭乗者が減ったことやタイの政情不安、シンガポール航空(SIA)の直通便就航などを理由として説明していた。
CAGのリー・ソーヒャン最高経営責任者(CEO)は「スイス航空の新航路就航を歓迎する。同航空会社とスイスの観光当局と共同でキャンペーンを展開することも視野に入れている」と話す。
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