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政策金利8%で据え置き、ルピー安誘発

インド準備銀行(中央銀行)は7月31日の金融政策会合で、政策金利であるレポ金利を8.0%、銀行の預金準備率(CRR)を4.75%にそれぞれ据え置いた。インフレ圧力の抑制と減速した景気の刺激との綱引きで、物価の高騰を抑える方に傾いた。本年度の国内総生産(GDP)成長率予測を同時に引き下げており、利下げを期待していた市場には失望感が広がり、ルピー安を誘発している。