フィリピン政府は16日からマニラ首都圏の最低賃金を1日当たり610ペソ(約1,560円)に引き上げる。従来から同40ペソ上がり、上昇率は7.1%となる。長期的な物価高に苦しむ低所得層を支える狙いだが、最低賃金は昨年に約3年半ぶりに上昇したばかり。足元で落ち着き始めたインフレの再加速や人件費の負担が増す恐れがあり、企業の間で警戒感が強まりそうだ。
フィリピン政府は16日からマニラ首都圏の最低賃金を1日当たり610ペソ(約1,560円)に引き上げる。従来から同40ペソ上がり、上昇率は7.1%となる。長期的な物価高に苦しむ低所得層を支える狙いだが、最低賃金は昨年に約3年半ぶりに上昇したばかり。足元で落ち着き始めたインフレの再加速や人件費の負担が増す恐れがあり、企業の間で警戒感が強まりそうだ。